こんにちわ! 才谷(@Saitani_UK)です。
今回は、イギリスでのパスポートの更新について紹介します。
はじめに
先日、友達とスペイン・ポルトガル旅行に行こうと思ったところ、パスポートの有効期限が3か月以上ないと、シェンゲンビザの許可が下りないことが判明しました。
シェンゲンビザとは?
欧州観光に必要なビザで、パスポートの有効期限が3か月以上あれば、日本人は特に事前準備・申請等は必要ありません
パスポートの更新は、有効期限が1年未満になると更新が可能なのですが、渡英後1年以上経過すると、パスポートの期限が切れてしまいます。
そのような訳で、私はパスポートの更新をしないかぎり、欧州旅行に行けないことが発覚しました。
今回は、そんな私がイギリスでパスポートを更新する前に知っておけばよかったなーということと、具体的にイギリスでパスポート申請する方法を記載しています。
イギリスの地方都市在住者でパスポート更新する方には、特に参考になると思います。
即日でパスポートの更新できる都市
イギリスでパスポートを更新する際は、ロンドンにある「在英日本国大使館」に赴く必要があります。
通常は、パスポートの更新申請から、受領までに1週間かかります。
イギリスの地方都市に住んでいる方にとっては、パスポートの更新の申請と受領のために、2度もロンドンに赴くのは、時間的にも、金銭的にも結構なコストですよね。
しかし、パスポートの更新する際、イギリス国内の住んでいる場所によっては
「即日で更新(午前10時30分まででの申請の場合、当日15時30分以降に受領が可能」
できる場所があるので、そちらをまず紹介します。
在英日本国大使館のHPにも記載があるのですが、リンクがちょっとわかりにくいです。
下記が該当のページになりますが、以下で該当箇所を引用しています。
旅券(パスポート) | 在英国日本国大使館 (emb-japan.go.jp)
左地図の青色の部分が遠隔地の対象となります。
Areas shown in blue on the map to the left are classed as ‘outside the southeast of England’ for the purpose of passport applications.
Wales (ウェールズ)
Northern Ireland (北アイルランド)
ノースヨークシャーより南のイングランド (Areas of England from North Yorkshire southwards)
× 但し、イングランドの次の州(地図上白色)は対象外です。
However, the areas of England listed below (shown in white on the map) are not eligible for the one-day issuing service.
- London (ロンドン)
- Bedfordshire (ベッドフォードシャー)
- Berkshire (バークシャー)
- Buckinghamshire (バッキンガムシャー)
- Cambridgeshire (ケンブリッジシャー)
- East and West Sussex (イースト及びウエストサセックス)
- Essex (エセックス)
- Hampshire (ハンプシャー)
- Hertfordshire (ハートフォードシャー)
- Kent (ケント)
- Middlesex (ミドルセックス)
- Oxfordshire (オックスフォードシャー)
- Suffolk (サフォーク)
- Surrey (サリー)
引用元:在英国日本国大使館
パスポートの更新に必要なこと
パスポートの申請には、申請書等の他に現地で用意しなければならないものがいくつかあります。
有効期限内の申請であれば、住民票の情報等なども必要ありませんので、手続きを複雑化したくない方は有効期限内の申請がおすすめです。
パスポート用写真が撮影できる場所(在英日本大使館付近)
在英日本国大使館内で、パスポート写真が撮影できるお店がいくつか紹介されていました。(下記近くにある写真屋さん)
1.) Snappy Snaps
2.) Mayfair Fotos – Kodak
私は、”Snappy Snaps”を利用しました。
所要時間は5分程度で、写真の発行をしてくれるのですが、いくつか注意点があります。
というのも、現在パスポートの写真の審査がかなり厳しくなっているらしく、私は最初のパスポート写真が不適切ということで2回撮りました。(費用は1回しか払っていません)
注意点は、「証明写真に影が映らない」ようにする。
撮影する際に、壁の白い背景の前にある椅子?に座るのですが、かなり椅子の前面に座らないと背景に影ができてしまいますのでお気をつけください。
申請費用
申請費用は、10年用パスポートの場合で、£117で現金払いです。
イギリスで生活する上で現金が必要となる場面は限りなく少ないため、用意が必要です。
今回は、日本円/日本の銀行からイギリスポンドに換金する場合に、どういった方法がベターなのかを検討しました。
日本円を両替
個人的には両替所は、かなりレートが悪い印象を持っています。
「JPY→GBP:164円」で「GBP→JPY:148円]と1£あたり16円の差があります。
下の写真は、ロンドンの”Foreign Exchange”というお店で撮ったもので、これでも撮影時(2021年12月29日)ではレートは他の両替所と比較すると良い方でした。

日本の銀行からイギリスの銀行に振り込む(外国送金)
私は三菱UFJ銀行からイギリスの銀行に振り込もうとしたのですが、手数料以上に手続きが大変です。
できることなら、
渡英前に「ワンタイムパスワード」の登録も済ませておくこと
を強くお勧めします。
というのも、登録の際に日本からの電話を受け取る必要があるのですが、私のイギリスの携帯では基本的に受けられない+海外転出届等により、日本のID等が使えなくなっていました。
私は、辛うじてマイナンバーカードでイギリスから登録ができました。
本題に入りますが、三菱UFJ銀行の場合、海外送金には「3,000円」が必要です。
レートはT.T.S(JPY→GBP)が使用され、T.T.B.(GBP→JPY)と比較すると8円の差があります。
”Foreign Exchange”のレートが撮影された日(2021年12月29日)での、T.T.S.は158.34円でした。
また、イギリスのATMは引き落とし時に手数料はかかりません。
まとめ(現地両替 vs 外国送金)
今回のケースでは、パスポート手数料の£110のみを工面する場合、「日本円を両替」した方が、「外国送金する」よりも2378円お得であることがわかりました。

では、一体どれくらいの額から「外国送金した方」がお得になるのかと言うと、£531以上の場合は、「外国送金する」方がお得になることがわかりました。

まとめ
今回の記事では、以下のことをまとめました。
1.イギリスの特定の地方都市在住の方は、10:30までにパスポートを申請すれば、当日の15:30以降に更新したパスポートを受け取れること
2.パスポート用写真を撮る際はなるべく椅子の先端に座ること(笑)
3.ワンタイムパスワードは渡航前に申請しておくこと
4.パスポート申請費用は、「現地両替」の方が「外国送金」よりお得であること
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