元開発コンサルがイギリス留学中に就職を検討したグローバル開発コンサルタンツ紹介:規模、外国人雇ってもらえるか?、途上国で働ける?

目次

はじめに

こんにちわ!@Saitaniです。

今回は、以前紹介した日本の開発コンサルタンツに続き、イギリスの開発コンサルタントについても紹介してみようと思います。

私自身はイギリスで留学していた際に、イギリスのコンサルを数社受けて撃沈してしまいましたが、Coursematesと就職に関する情報共有はよくしていたので、留学生がScreening(書類選考+SJT(新卒の場合))にも通過できない企業とそうでない企業はある程度把握していますので参考程度に紹介できればと思います。

ちなみに私が修了したコースは、イギリス国内で分野No.1と呼ばれるコースで、筆者自身、イギリスの修士取得後に国際機関にも2回応募しておりますがScreeningが通らなかったことは今のところありません。

私が就職活動をしていた時期とこの記事を読んでいただいている方の就職時期は異なりますので、行きたい企業にはやはり直接OB/OGに聞いた方が良いかと思います。

イギリス(グローバル)の大手開発コンサルタント会社

タイトルにある通り、イギリスにおける大手開発コンサルタントとは、基本グローバル規模であることが多いと思われます。

日本の開発コンサルも自称グローバルと名乗るのですが、海外の数か国で数年プロジェクト実績があることをエビデンスとしているところが多いですが、このブログで紹介するグローバル開発コンサルタント会社とは、その国に支所があったりして何年、何十年も拠点をもっていることが多いと思います。

当初は、イギリスのコンサルのランキングみたいなものを参照して、上位から数社紹介みたいな感じが良かったのですが、見つけたランキング上位に入っている会社を私自身が知らないものも多く、今回は私のCoursematesや私自身が応募したことのある以下のグローバル開発コンサルタント会社を紹介いたします。(分野が偏っている可能性があります)

ちなみに、見つけたランキングがこちらです。Top 45 U.S. Engineering Architecture Firms for 2022 (bdcnetwork.com)

①Arup

②AECOM

③Jacobs

④Mott Macdonald

⑤Atkins

⑥WSP

ロンドンで撮った綺麗な写真を特に意味もなく醸してみる①

グローバル開発コンサルの規模、外国人雇ってもらえるか。

ARUP

ARUPは世界35か所に90のオフィスを持ち、事業自体は140か国に展開した実績があります。従業員16,000人の世界的にも規模の大きい開発コンサルタントだと思います。(出典:Arup Group – Wikipedia

私自身も新卒と中途採用の両方で受験をしました。

新卒採用試験は大学のコースから紹介のあったルートで受験し、一次面接で敗退してしまいました。中途採用試験は、書類提出後に電話インタビューを受け、条件(応募したポストが求める実務経験年数、若干の専門性)が合いませんでした。

しかし、私の友人のペルー人(実務経験3年)が新卒として入ったことから、イギリス・欧州以外の国籍でも採用されることが証明されています。

詳しく知りたい方は下記より調べてみてください。

Dedicated to sustainable development – Arup

AECOM

AECOMは世界150か国以上にオフィスを持ち、世界150か国以上で事業実績があります。(出典:AECOM – Wikipedia

従業員51,000人(2021年時点)でこちらも世界最大級の総合開発コンサルタントの1つだと思いますが、年々従業員は減っているようです。。。(出典:AECOM: Number of Employees 2010-2022 | ACM | MacroTrends

AECOMは、私がイギリスにいた時代は、就職は愚かインターンにおいてもイギリス・欧州以外からの応募者はScreeningで選考外になっていました。

AECOMに就職したCoursematesは、ポルトガル、ギリシャ、イギリス人でした。ちなみに彼らは、コースが開始して1~2か月後にあった”Employer Visit”というイベントに来ていたOB・OGに応募書類を出し、その3~4か月後に内定をもらっていたそう。。

私はコース開始1~2か月で、就活の準備をする余裕はありませんでした。。。

AECOM

Jacobs

Jacobsは、世界40か国以上に400のオフィスを展開し、従業員数55,000人のAECOMと肩を並べる世界的な総合開発コンサルタント会社です。(出典:Company Factsheet (jacobs.com)

Jacobsから内定をもらったCoursematesは、イギリス、フランス人がいました。コースの1/4くらいいたインド人が誰も就職していない実情を考えると、AECOMと同じくEU外からは採用していなかったのかも知れません。

私自身も、一度応募書類を送りましたが、お祈りのメールさえも返ってきませんでした。。。笑

Welcome to Jacobs | Jacobs

Mott Macdonald

一見、有名なハンバーガー屋さんを想像してしまうような名前のMott Macdonaldですが、こちらも正真正銘の世界的なコンサルタント会社です。

世界150か国に16,000人の従業員がいるようです。

Mott Macdonaldの本部が、上記の総合コンサルタントがアメリカにあるのに対し、イギリスにあるという点は特筆すべきかもしれません。

Mott Macdonaldには、私の中の良いインドの友人や、フランス人も就職していたことから、イギリス・EU外の留学生に対しても、VISAを出してくれるのだろうと思います。

Global engineering, management and development consultants – Mott MacDonald

Atkins

Atkinsも世界50か国にオフィスを持ち、従業員50,000人を抱える世界最大級の総合開発コンサルタントの1つだと思います。

また、Mottmacdonald同様、本部がイギリスにあります。

実は私自身がイギリス就活における、中途採用で申し込んだ1社目で、最終面接で明確にミスをしてしまったため採用に至らなかった苦い思い出のある会社です。笑

なので、言うまでもなくAtkinsはイギリス、EU外からも応募が可能な会社です。。。採用担当がインド事務所?のチームが担当している。。。

Global reach | Atkins (atkinsglobal.com)

WSP

WSPもまた従業員49,000人で、世界40か国に500近くのオフィスがある世界的な総合開発コンサルタントと言えます。

本部があるのは、アメリカでもイギリスでもないカナダのMontréalです。

また私のインドの友人はWSPに就職したので、イギリス・EU外の留学生でも採用してもらえると思います。

We are WSP – Engineers, Designers, Planners, Researchers | WSP

グローバル開発コンサルの事業内容

グローバル開発コンサルの事業内容は、日本の開発コンサルと比較するとかなり幅広いです。

なので、各社のHPに載っている1つ1つの事業内容を挙げると膨大になるので、本ブログでは紹介しないことにしました。

興味のある方は直接上記のURLを辿った方が良いと思いますが、基本的に日本の建設コンサルタントの海外部署(いわゆる日本での開発コンサルタント)が扱っている分野は基本全て扱っていると考えて差し支えないと思います。

それに加えて、日本では、ソフト系分野のみを扱う開発コンサルタントの事業内容を含んでいたり、IT、化学等も扱っています。

私の分野においては、各コンサルタントのなんとなく色見たいのがわかります。各分野の特徴、色を各自で調べてみると希望する会社が見つかりやすいかも知れません。

グローバル開発コンサルって途上国で働けるの?

上記で紹介したコンサルは世界中でプロジェクトをやっており、途上国でもプロジェクトをやっていることは間違いありません。

ですが、上記で紹介したコンサルのイギリスのオフィスに雇われて、途上国のプロジェクトに関われるわけではありません。

才谷調査では、基本はロンドンのオフィスが海外(途上国含む)の業務を担当していることが多く、イギリスの地方都市の場合はその地域の業務をすることが多いように思います。

例えば、Leeds officeに雇われた場合は、West Yorkshire地域の業務を担当することが多い。

一方で、私がOB・OGから聞いた話では「コロナを機に、イギリス全土のオフィスと連携して仕事をすることが増えており、海外プロジェクトにおいても同様の傾向がある」そうですが、こちらも各自で要確認かと思います。

ロンドンで撮った綺麗な写真を特に意味もなく醸してみる②

さいごに

私は、イギリスに行く前は、今回紹介した上記の3社(AECOM、Jacobs、 Arup)しか知りませんでした。

読者の方にもそういう方がいるのではないかと思い、今回紹介してみました。

イギリスの開発コンサルを目指しつつ、これから留学する方、既に留学を終えた方で、やっぱり海外の開発コンサルが良いなと思っている方にとって上記の記事が参考になれば良いと思っています。

日本の大学、大学院を出ただけではなかなかイギリスの現地企業への就職はコネがないことや、イギリスの企業が応募者の資格(〇〇大学ってどこ?的な)を判断するのが難しいため、なかなかScreeningを突破することが難しいかも知れません。

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この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの才谷です。
国内外の旅行(バックパッカー)、英語学習、留学、海外就職について記載しています。現在は国際機関への就職を目指しています。

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