私がメンタルの不調に対応して、脱却した方法:仕事やプライベートで無理をしてしまう人へ

こんにちわ! 才谷(@Saitani_UK)です。

今回の記事では、現代社会で頑張る人、責任の感の強い人こそ陥りやすいメンタルの不調について、あまり汎用性はないような気がするのですが私の経験を紹介していきまs。

目次

はじめに

Twitterを初めて、1か月が経とうとしています。

人生初のTwitterを始め、英語学習の情報を発信している方々を中心にいろいろなツイートを見ていました。

私も留学が決まる前は、出社する前にカフェで勉強したり、週末もカフェで数時間勉強するというのがルーティン化していました。

当時は、孤独な戦いのように感じていましたが、こんなにも朝活している人や英語学習をコンスタントに続けられている方がいたことに驚きました

そして、当時の私にTwitterを開設することを強く勧めたい。笑

そんな中、ちらほらとメンタルを病んでしまった方を拝見しました。

留学を志している方や海外での就職を志している方は、周りの同年代が遊んでいる時に英語学習をしたり、自分自身を律する場面が多いのではないかと思います。

しかし、費やしている時間とは裏腹に、英語の成果が上がらなかったり、仕事がうまく行かなかったり、プライベートが上手く行かなったり、様々な不運が重なり、メンタルの不調に陥ってしまう人も多いのではないでしょうか。

実は、私も日本で社会人をしていた時、メンタルの不調を2度感じたことがあります。

私は辛うじて、仕事を休むこともなく、病院にも行かずに、なんとか5年近くその会社での仕事を全うし、留学することができました。

今回の記事では、メンタルの不調を感じている人のごくごく一部に参考になるかもしれない、私が2回のメンタル危機をどのように乗り超えたのかを共有したいと思います。

人生で初めて異変(1回目):うつ病?

私が最初にメンタルの異変を感じたのは、明確な瞬間がありました。

当時は、朝6時に起床し、出社時間になるまで朝活→終電まで仕事みたいな生活を2~3か月続けていました。

なぜこんな生活になったのかと言うと、私が入っていたプロジェクトの主担当者(5~6年目くらいの人?)が退職し、右も左もわからない入社2年目の私が、その代わりをすることになったからです。

そんな中、私は辛い現状にいるときこそ、現状を変えるには英語学習が必要だと、朝活をしていました。

前任者がいなくなってから、2~3か月は、クライアント(3~4人)、協力会社の担当者(2人×3社)からの電話が10分に1回来るような日もあり、その合間に会議資料の準備も基本1人で作成していました。

ある時、「もうこれは手が回らない」と思い、直属の上司に「すいません。ちょっと仕事が追いつきません。XXを手伝っていただくこと可能ですか?」とお願いしたところ、「それは〇〇(才谷の本名)の仕事だろ?」と言われた時に、頭の中で何かが切れた感覚がありました。

ちなみに私の当時の部署は、仕事中、私語厳禁で、上司に「仕事を手伝って欲しい」と言ったのも初めてでした。

仕事中の私語厳禁という点は、当時も「は?」と思いましたが、今思っても「は?」です笑

それから数日後、幸いにもGWに入り、1人で沖縄に行きました。

何かが切れた感覚があったものの、特に変わったことはなかったのですが、沖縄の居酒屋に行った際に自らの異変に気付きました。

それは相手の質問や発言に対して、何を言っていいのかわからなくなってしまう、というものです。

この時は、どんな簡単な質問にもうまく答えられなくなっていました

「なんだこれは!?」と思いつつ、GW終盤(まだ沖縄)になり、直属の上司、課長、プロジェクトマネージャーに、その時の私の状態(上記の内容)を記載し、今後も仕事の状況が改善されなければ、退職します、という内容のメールを送りました。

私は就職前から国際機関に行くことを計画しており、実務経験を3年以上得るまでは、どんな環境でもというか、死んでも働き続けるくらいの意気込みでいたため、退職の意思を伝えるのは自分の中でかなりの葛藤がありました。

GW明けの初日、いつもは9時半に出社する課長が、8時に出社しており、私が席に着くなり、「〇〇(才谷の本名)、今少し話せる?、抱えている仕事とかを分配させて欲しい。」と言われ、何とか一番ひどかった精神状態は解消することができました。

その際、会話のキャッチボールに不安を抱えていたので「電話対応はしばらくやりたくありません」という話もして、その後徐々に精神状態が回復し、電話対応も復帰していきました(優しい協力会社の人から徐々に。。)。

今思うと、明確にいつ回復したのか、あるいはまだ少し症状があるのかも知れませんが、私の場合はある程度回復するまでに年単位の時間が掛かったと思います。

1回目のメンタル不調の経験から、私が伝えたいのは、限界になる前に回りの上司や同僚にSOSを出すことです。

私の知る限り、メンタル不調になる方は「責任感の強さ」が1つ特徴として挙げられると思います。

毎日終電で帰ったり、寝て起きても頭痛がするようなことが続いたら、それはSOSを出すタイミングだと思います。

一時的に周りの助けを借りることによるチーム(所属部署尾)へのマイナス影響は、あなたが健全なメンタルで、最大限の能力を長く発揮することによるプラスの影響と比べれば全く大したことはない、というように考えると言い出しやすいかも知れません。

ぼろぼろなメンタル状態でも、仕事を回してしまうと、周りは順調だと認識してしまいます(私の上司の場合)。

なので、何かおかしいなと思ったら、しっかり周りの同僚や上司にSOSを出してみてください

働くことでうつになってしまうくらいなら、退職した方が良いと私は思います。

2回目の異変:パニック障害?

2回目のメンタルの異変は、突然やってきたため、明確にいつ、なんで起きたのか明確にはわかりませんが、考えられる要因は多少あります。

1回目のメンタル不調をなんとか乗り越えた私は、入社4年目にフィリピン出張をしてました。

この出張では、ほぼ残業をせずに、定時で仕事を上がることができ、仕事の後に、ごはんを食べに少し遠出したり、ジムに行ったり、ホテルで本を読んだり、かなりゆったりした生活を送っていました。

一方、この出張が始まる数か月前に、学生の頃から交際していた彼女と別れてしまい、そのショックを日本にいる間は、多忙な日常のおかげで向き合わずにいました

フィリピンでの有り余った時間のせいで、失ったものの大きさや、精神的な大きな支えになっていた彼女を失ったこと実感し、強い孤独感を感じていたように思います。

また、この時ACL(十字靭帯再建手術)を終え、フィリピンのジムで毎日リハビリにも励んでいました。

手術前に想像していたよりも、足が思うように回復せず(レッグカールが、重りなしでも上げるのに一苦労)、ずっと続けていた競技(サッカー)への復帰に対しても漠然とした不安をもっていました。

そんなある時、ごはんを食べに大きいショッピングモールに到着した直後に、広い広場のようなところで、急に呼吸の仕方がわからなくなり、徐々に「このたくさんの人が行き来しているこの広場の真ん中で、気を失うのではないか」「周りの人は私が苦しんでいるのがわからず、誰も助けてくれず、死ぬのではないか」と思い始め、急いでホテルに帰宅しました。

不思議なことに、ホテルの部屋にいる間は上記のような症状が全く無いのですが、それ以降も上記のような出来事がどっかに行く度に続き、ホテルから離れることに恐怖を感じるようになりました。

だんだんと日本に一旦帰国するタイミングも近づいており、「このままでは飛行機内で倒れてしまうかもしれない」という不安も同時にありました。

症状が発症してからは、外出を避けるため、ルームサービスや近くでTakeawayを利用したりしていましたが、これではいけないと思いつつ少しずづ遠出をして、この症状がどのような時に発生するのかを確認していました。

ただ、私のこの症状は、全く予想していなかった方法で解決しました。(多くの人には参考にならないと思います)

それは当時、ホテル内で読書していた司馬遼太郎の「竜馬がゆく」に記載されていた言葉で「志士は溝壑(こうがく)に在るを忘れず」を実践?したことにより解消した可能性が高いと思っています。

どういう意味かと言うと、「志のある者というのは、自分の首が溝(排水路とか)に捨てられることを覚悟しなさい」のような意味です。

この言葉で、「誰も助けてくれず死ぬのではないか」という不安、さらには死に対する恐怖感が薄まり、症状が起きた時でも「ここで死んでしまうのなら、仕方ない」というように考えてから症状が軽くなっていき、最終的に帰国までに完治してしまいました。

正直2回目の異変は、根性論的というか、誰もが持っているのであろう死に対する恐怖感を克服することが解決につながった感じがあるため、汎用性はあまりないかも知れませんが、参考までに私の経験を紹介させていただきました。

最後に

私はどうしても、メンタルの不調を理由に病院には行きたくなかったので、このような常軌を逸したような考え方で乗り越えました。

ですが、私の友人でメンタルの不調経験者された方は、通院して良かったと言ってました。

なので、メンタルヘルスが変だなと思う方は、まずは病院に行くことをおすすめしたいです。

私が病院を進める理由は、自力で回復を試みると、自分自身の状態を客観的に見ることができないため、いつまでたっても完治していないのではないかという不安が残るからです。

また英語学習の話に戻りますが、英語学習と言うのは、今の辛い状況から脱却できるかもしれない手段であり、自己実現に必要な手段の一つでもあると私は思っています。

ですが、短期間で飛躍的に伸びたり、突然わからなくなったりするようなものではありません。(特に一定のレベルを超えると)

変えたい現状や将来のために、英語学習に力を注ぐことは強いモチベーションになる一方で、余裕のない時でも、無理をすることが可能になってしまう力があります

一度メンタル不調を患ってしまうと、キャリアだけではなくプライベートにも多大な影響を及ぼしますし、メンタル不調からの回復は、長く、大変です。

何か、いつもと変だなと思った時は、一度英語学習を休んでみたり、早めに周りの人に頼ってみたりして欲しいです。

英語学習の継続はもちろん大事だとは思いますが、一度距離を置いたからこそわかる発見もまたあります。

焦らずに、健康に皆さんの夢や目標が叶えられることを願っています。

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この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの才谷です。
国内外の旅行(バックパッカー)、英語学習、留学、海外就職について記載しています。現在は国際機関への就職を目指しています。

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