海外で就職活動(理系、エンジニア向け)した才谷からのTips:CV、Cover letter、LinkedIn

こんにちわ!才谷(@Saitani_UK)です。

今回は私が留学中に挑戦した海外就職をした際に、徐々に気付いていったお作法、準備等を共有します。

目次

はじめに

海外で就職しようとすると、ポジションや職種に関わらず、恐らくCV(履歴書)とCover Letter(志望動機書)は最低限必要なのではないかと思います。

この記事では、ざっくりとしたCV、Cover Letterと応募前にして方が良いことを紹介していこうと思います。

CV

CVの書き方は、業種によって統一的なものはないかもしれませんが、基本的にこんなことを留意して作成すると良いのかな、という点をまとめてみました。

CVは1枚か、2枚のボリュームで書くのが基本で、応募する会社によって異なったりしますので、応募する会社にOB・OGがいる場合は事前に確認すると良いと思います。

下記にCVに含めると良い項目を列挙しています。

各項目の経験がそもそも(特に賞や出版物)あるのか、応募するポストであなたのどんな経験をアピールしたいのかによって、内容、項目も多少変更する必要があると思います

個人情報

まず、最初に書くべきなのは、「名前」「メールアドレス」「住所」「電話番号」「LikedInのURL」です。

「LinkedIn」は海外で就職活動をする際、必須のSNSだと個人的に思っています。

LinkedInは、自分の興味のある分野での採用情報を定期的に得られたり、OB・OGに一番最初にコンタクトする際の連絡手段になることが多いです。

日本では、外資系に勤めている人くらいしか使っていないイメージがありますが、海外ではほぼ全員が持っています

学歴

2つ目に記載するのが、”Education”です。

学位、大学(院)名、入学・卒業(予定)年を記載します。

なお、Educationを記載する際は、「受講した授業」「その単位の評価(見込み※mustではない)」「論文のタイトル」を記載することで、採用者側がCVを見た際に、あなたがどんな勉強をしていたのか、より具体的なイメージを持ってもらうことができます。

特に、日本の大学/大学院のコース名は第3者的に見ると、何を勉強していたのかわからない場合があるので、上記を追記しておくことをおすすめします。

学歴、職歴については新しいものから順に記載していきます。

職歴

3つ目に記載するのが、”Work History”です。

職歴は、可能な限りSTAR methodで記載するのが基本です。

STAR methodとは、S: Situation(プロジェクトの概要), T:Task(プロジェクトの中で、あなたが行ったこと), A:Activity(どのような工夫/取り組みをしたか), R:Result(結果)を表します。

職歴の詳細には、主語(I or We)を使用しないこと、つまりは動詞から記載することが一般的です。

ここで、ポイントなのが、”Active Verbs”を利用するということです。

実際に、よくある例が”I was engaged in XYZ project as an engineer”みたいな例文です。

ポイントとしては”be engaged in”というのが、”Passive Verbs”であることです。

これを、”worked on XYZ project” or “I was responsible for ~ in XYZ projects “みたいに表現すると”Active verbs”を利用した文になります。

興味のある人は、下記のサイトからActive verbの一覧が載っています。

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その他記載できるといい項目としては、‘Achievements/Reward’になります。

このパートでは、これまでの出版された研究実績、特に査読付論文、あるいは取得した奨学金等があればアピールするべきだと思います。

専門スキル

エンジニア系のポストの場合、少なからず使えるソフトウェアがあると思うので、それらも記載した方が良いと思います。

この’Skills’の項目で、”Language competency”を記載する人もいます。(分けても良いです)

ソフトウェアのSkillと”Language competency”に関しては、3段階評価(Beginner, Good, Advanced等)でどのくらい使えるのかを併記するのが一般的です。

応募するポストで求められているソフトウェアを使ったことがない場合は、類似のソフトウェアのスキルを記載し、その旨を面接で伝えることも良い方法だと思います。

トレーニング&会議

もしもこれまで学会や、研修等を受けたことがある人はそれも書くことをおすすめします。

国内外問わず、最近はエンジニアの継続的な技術的研鑽というのが技術力を磨く上で注目されているので、面接官の印象が少し良くなるかも知れません。

推薦人

最後にスペースが余ったりした場合、記載できるのが’References’です。

具体的には、推薦人の名前、連絡先を記載します。

実務経験がある人は、職場の上司等に事前に推薦人になってもらえるように、連絡しておくことをおすすめします。実務経験のない人は、卒業(修士論文)の担当教官にお願いしてみましょう。

Cover Letter(CL)

会社ごと、ポストごとに内容をかなり変更しなければいけないため、CVよりも準備に時間がかかります

自己紹介

まず記載するべきは、TOR(応募するポジションに記載されている仕事内容)を合った、キャリアサマリーです。

他の応募者と比較して、あなたの持っている強みや、どんなことに興味をもっているのかを記載すると良いのかなと思います。

自分の強み

2つ目および3つ目のパラグラフでは、より詳細な自分の強みをこれまでの業務経験、学術経験を例に出しながら、具体的、可能であれば定量的に記載していきます

例えば、「自分の〇〇という強みを活かして、①□□万の業務を実施した、②△△人をマネジメントした」等

応募するポストで求められている職務(duties & responsibility)において、「これまでの経験を活かせる!」あるいは、「達成できる!」、若干異なる職種の場合「これまでの経験がこのポストでも互換できる!」みたいな感じで記載するのがポイントです。

CLの大部分は、この部分が占めることになります

あなたにとって応募する企業がなぜ魅力的か

最後のパラグラフでは、2,3パラグラフ目で記載したことを再度まとめ、あなたが応募している企業に採用されれば、どんな貢献できるかを記載していきます。

CLにスペースがまだあるようであれば、応募企業の今後のビジョン技術研鑽の機会等があなたにとっても望ましいのような1文を挿入しても良いかもしれません。

これは、どの程度「企業研究」をしたかをアピールできるので、情熱を伝える上では有効かも知れません。

望ましい応募方法

海外の仕事への応募は、LinkedInや各社のホームページから申し込むことが基本です。

特に、5年程度の実務経験がある人はそういった場合が多いと思います。

私の大学院のコースの場合は”Graduate 〇〇”というポストへは大学院のコースが別枠のルートを持っていました。

会社によっては、留学生を採用しない会社や実務経験10年以上等求められている場合もあるので、そういった疑問点を解消するためにも同じ大学(可能であれば同じコース)を卒業したOB・OGと連絡を取ることがかなり重要だと思います。

日本でもコネクションは、就職活動に大きく左右する要因かと思いますが、イギリスでも同様です。

場合によっては、事前にOB・OGにCV、CLを見てもらうと、彼らが採用担当者から直接のFeedbackをもらってくれることもあります。

海外就職を目指す方は、まずLinkedInのアカウントを作成することをおすすめします。

LinkedInでは目指す業界の募集しているポストを定期的にお知らせしてくれたり、海外の就職活動では大変重要なツールだと思います。

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この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの才谷です。
国内外の旅行(バックパッカー)、英語学習、留学、海外就職について記載しています。現在は国際機関への就職を目指しています。

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