はじめに
こんにちは。Saitaniです。
最近、ブログの更新を怠っていました。忙しかった等、言い訳はいくらでも出てきますが、一番はブログを書くモチベーションが下がったからかもしれません。
主な理由は、かつて私が情報収集に苦労していたような情報を発信する人が増えたと感じており、敢えて私の実体験を発信する必要性を感じなくなっているからです。また、ブログという方法が私にとって最も適切なのだろうかとも思ったりしていました。
それでも、敢えて今回この記事を書こうと思ったのは、「一度歩みを止めてみる」ということの大事さを残しておきたいと思ったからです。歩みを止めることは、国際協力の文脈だけではなく有益なのではと思っているところです。
どうしてキャリアのギャップが生まれたのか?
私は、最近までJICAの長期専門家をやっていました。

JICAの長期専門家はJICAの職員でない場合、有期雇用なので雇用期間が迫るまでに次の仕事を見つけられなければ、キャリアにギャップが生まれます。そうして、私のキャリアギャップは生まれました。
長期専門家の間に全く就活をしていなかったわけではありませんが、私はかねてより「仕事をしている暇がない」というほど、勉強したいことややりたいことがあったので、この機会にそうしたことに時間を使ってみました。
下記が、私が現在の仕事までにやっていたことです。
能力強化
これまで途上国の行政官を対象とした能力強化に勤しんでいましたが、自分自身の能力強化に力を注いでいました笑
私は社会人1年目の頃から、仕事の前後、休日に勉強する習慣がありましたが、仕事の役割が変わってきて新たに勉強した方がいいようなことが出てきたり、もともと中途半端な自分の能力等ももう少し何とかしたいとここ最近思うようになっていました。
長期専門家の時もそうした習慣は続けていましたが、自ら進んで仕事量を増やした結果、それだけの時間では、自分の能力向上に十分な時間を割けないと感じていました。
そんな時に、私が周囲に吐き出していたセリフが「仕事している暇がない」でした笑
英語力
私の長期専門家の任地は、英語が母語でない国に加え、教育が世界的に著しく遅れている最貧国の1つだったので、Broken Englishを使わなければ現地の人とのコミュニケーションは難しく、結果的に私自身の英語能力の低下を自認していました。

また、JPO試験における合格者のIELTS平均点が7.4で、当時の私のO.A. 7.0であったので何とかしなくてはと思っていました。(JPO試験 Q&A|外務省 国際機関人事センター)
そんなわけで、2年ぶりにIELTSの対策をして、少し変わった問題に驚きつつも1か月勉強した結果、無事IELTS 7.5を取得できました。
結果論ですが、IELTSのスコアを上げることよりも、英語での就職面接に自信をもって臨めるようになった気がします。
ファイナンシャルプランナー
私のように有期雇用のポジションを転々としていると、キャリアのギャップも生まれることはもちろんのこと、日本での職業上は「個人事業主」になることが多いです。
長期専門家後に日本に帰国すると、長期専門家時に雇用保険には入っていないので「失業保険」は得られません。
また、国連のコンサルタント等も同様で、日本での分類上は個人事業主になると思います。
国連コンサルタントの場合は、赴任地+日本の二重課税も起こりえるので、注意が必要です。
そんなわけで、「(こんな仕事してるのに、ちょっと日本の税制とか保険の話とか疎すぎないか。。。?)」と自問し、とりあえず私が知りたいことが学べそうなファイナンシャルプランナーの勉強を始めました。
3級からしか受験ができないのですが、「(3級はまだ全然実務的ではないぞ。。。)」という感じがして、そこから更に勉強して2級まで取りました。
Project Management
30代も半ばに近づいてきている私は、「(仮にJPOに受かったとして、次に取りに行くポストって結構Managementよりなのでは。。。?)」ということや、私自身の専門分野の一本槍で国際機関のポストを狙うよりもProject Managementもできる方が狙えるポストの間口が広がるのではないかと思い、PMPの勉強をしました。
PMPはオンラインでの授業(最低35時間)に加え、そこから模擬試験の勉強をするため、結構時間もかかりますし、難易度は高いのではと思います。ですが、この期間中に何とか合格することができました。
私は、海外で働くことしか現時点では考えていないので英語で受験しましたが、日本国内では日本語でも受験できるようです。
面接対策
実は、長期専門家をしている間に受けたJPO試験で、Panel interviewに進めたり、いくつかの国際機関の空席公募で一次面接に呼ばれたりと、書類上の評価は上がっているようでした。
途上国政府に駐在したという経験は、他の候補者と差別化できるのではないかと思います。そういう点で、JICAの長期専門家はおすすめです。
しかしそんなことに喜んでいる暇はなく、面接で「(ちょっとそんなこと考えたことなかったかもです。。。)」的な質問や、応募しているポジションのレベルによって質問のレベル感が異なり対応ができなかったりと、面接対策の必要性を強く感じていました。
面接対策は、トータル3か月くらいやって、ようやく満足のいく準備ができたかなという感じです。
その甲斐あってか、現在国際機関でコンサルタントの職を得ました。
料理
長期専門家の時、数少ない日本人の方にホームパーティに誘っていただいたことがありました。
皆さん、しっかりとした日本料理を作ってくれて、私は目を丸くしながら、いただきました笑
私はというと、近くのお店でチーズとワインを買って、残りは好きなものをデリバリー!という、非家庭的感を存分に醸してしまいました笑
これではいかん、ということでこの期間に料理も頑張りました。
それほど、難しくなく、おいしいイタリアンが作れるファビオさんのYou tubeを参考にしていました。
http://www.youtube.com/@chef_Fabio

読書
昨今、デジタル化に伴い活字を読む人が少なくなっていて、本屋も減少傾向にあるそう。
私の赴任地には、本屋がありませんでした。本屋がないことが、サブカルの発生や外れ値的な人材の誕生に欠かせないのではと思ったりしました。読書には、動画やSNSだけでは身に着けられない能力があると最近では思っています。
私自身は、司馬遼太郎の小説が好きではあるものの、それ以外は年に数冊程度しか読まない人間でした。
ある時に、本屋にて「成瀬は天下を取りに行く」という奇抜なタイトルに惹かれて購入し、そこから読書熱が過熱していきました。
「成瀬は天下を取りに行く」が本屋大賞に選ばれていることを知り、本屋大賞に選ばれたその他の作品も読み漁りました。
読んだ本の感想を私程度の者が記載すると、著者に失礼になると思うので書きませんが、私がこの年になって本を読んでいて感じることは「孤独との向き合い方」や「思いやり」のようなものかなと笑
最後に
日本でも最近は一時期と比較すると転職する人が増えているようですが、キャリアにギャップを作ることに抵抗がある人や、働いていることに過度な美徳を感じてる人が多いように感じています。
そういう意味でも、キャリアにギャップを作ることは勇気のいることだと思います。しかし、自分の能力を高めたり、人生の楽しみ方を増やしていくことの価値は計り知れないと思います。
社会人を続けながら勉強していた場合、数年かかることが数か月でできたりするので、私はギャップを作ってよかったと思っています。
また、アップデートした自分でいることで、自分の仕事に自信が持てたり、結果的に良い仕事ができるのではないかと思います。

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